「ピアノが弾ける人生」を一緒に歩むために

こんにちは！

まーぶるピアノ教室の中村真里です。


久しぶりの投稿になってしまいましたが、

今日は改めて、

私の「ピアノ講師としての想い」について

書いてみようと思います。





教室をリスタートして2年が経ち、

たくさんの生徒さんにご入会いただきました。

30年以上ピアノを教えてきた私ですが、

一人ひとりの生徒さんと向き合うこの2年間で、

改めて多くのことを学ばせていただきました。

そして、

「将来ピアノが弾ける人生を手に入れてほしい」

という思いが、より確かなものになりました。

私が大切にしていること

当教室では、お子様一人ひとりの個性に寄り添った

「オーダーメイドレッスン」を行っています。

楽譜の選び方も、進め方も、

お子様それぞれに合わせます。

でもそれは、

ゴールへの道のりを緩やかにするという

意味ではありません。

一人ひとりに最適な道を選びながら、

「ピアノが弾ける喜び」という同じ山の頂を

目指していく。

そんなレッスンでありたいと思っています。

あるエピソード

以前、ピアノが大好きな生徒さんが

いらっしゃいました。

レッスンの時間はいつもキラキラした目で

鍵盤に向かっていました。

ご入会時にご自宅にあったのは、

おもちゃのピアノでした。

曲が進むにつれ、鍵盤の数や音質の問題が

出てきたため、

楽器のご購入をお勧めしました。

ですが、なかなか決断していただけず、

しばらくの間、

おもちゃのピアノでの練習が続きました。

ようやく楽器をご用意いただいた時には、

すでに習慣化する機会を逃していました。

お子様は一人では練習の時間を作れず、

親御さんもお忙しく、

なかなかサポートする時間が取れませんでした。

やがて親御さんから

「一人で練習できなくて、

私は忙しくて見てあげられない。

送迎にこんなに時間をかけているのに

上達しないのは嫌なんです。」

と言われ、教室を去ることになりました。

もっと最初の段階で、

丁寧にお伝えできていたら。

楽器を整えることの意味も、

ピアノのある暮らしを

ご家族みんなで作っていく大切さも、

もっと共有できていたら

と今でも心に残っています。

ピアノは、毎日の小さな積み重ねから

ピアノの上達に魔法はありません。

でも、確実な道はあります。

それが「毎日の練習習慣」です。

歯を磨くように、お顔を洗うように、

ほんの数分でも構いません。

毎日ピアノの前に座ることを、

お子様の生活の一部にしていく。

それが、すべての始まりです。

「うちの子、ピアノが習いたいって言ったから、

きっと自分で練習するわ」

そう思われるお気持ち、よくわかります。

でも小さなお子様にとって、

一人で習慣を作ることは

とても難しいことなのです。

お子様の「弾きたい」という気持ちの種を、

毎日の習慣という水で育てていく。

そのためには、

親御さんの温かな見守りと声かけが、

何よりも大切です。

これからご入会を考えてくださる皆様へ

将来、お子様が「ピアノが弾けてよかった」

と心から思える日を迎えるために、

私からお願いしたいことがあります。

レッスンを始める前に、お家にピアノを

ご用意ください。

アコースティックをお勧めしますが、

電子ピアノでも構いません。

お子様専用の「楽器」があることが、

練習の第一歩です。

小さなお子様には、足台をご用意ください。

足が床にしっかり着くことで

演奏の準備が整い、

正しい姿勢が身に付きます。

レッスンと同時に、お家での練習を

習慣にしていきましょう。

最初の数ヶ月が、とても大切です。

親御さんの「今日もピアノの時間だよ」

という優しい一言が、

お子様の人生を変えていきます。

教室では、練習を楽しく続けられるよう、

手作りの記録表やご褒美シールなど、

様々な工夫でサポートいたします。

でも、一番の力は、ご家庭の中にあります。

一緒に歩んでくださる方へ

お子様のやる気は、周りの大人の関わり方で、

大きく育ちもすれば、

しぼんでしまうこともあります。

私は、お子様の可能性を信じています。

そして、それを一緒に育ててくださる

親御さんとのご縁を、

心から大切にしたいと思っています。

「ピアノが弾ける人生」は、

お子様にとってかけがえのない財産になります。

その未来への道を、ご家族と私とで、

一緒に歩んでいけたら、

こんなに嬉しいことはありません。

♡♡♡

本日もお読みいただき、

ありがとうございました (^o^)丿